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2010年01月27日

【エコシティー】 愛媛県

愛媛県は企業の二酸化炭素(CO2)排出削減に関する独自の認証制度の創設を検討する。

中小企業の活用を想定、規模の小さいCO2削減も評価対象とする。

個々の企業の取り組みを認証することで、県内企業の環境対策への取り組みをアピールする考えだ。


県は今年度内に具体案の作成に着手し、早ければ2010年度中にも制度を創設したい考え。
制度の詳細は経済界を含めた今後の議論で詰める。


県では、認証を受けた企業が自社の名刺にCO2の削減量を明記したり、県のホームページ上に企業名を掲載したりといった活用法を視野に入れている。

CO2削減分を「クレジット」と呼ばれる形にして県独自の排出量取引の仕組みへと応用するかについては、長期的な検討課題とする。


中小企業のCO2削減に関する制度は、政府が主導する国内クレジット制度がある。
大企業が中小企業の排出削減を支援し、見返りに排出枠を得るといった仕組みだが、審査機関への手続き費用がかかるなど中小企業の利用しやすさには課題が指摘されている。
県が創設を検討する認証制度では、国の政策を補完するかたちの制度設計を進めたいとしている。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2010年01月27日 11:45