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2009年12月25日

秋田大が「環境」新産業創出へ

秋田大は2010年度、秋田市の手形キャンパスに、県や県立大、県商工会議所連合会などと共同で取り組む拠点施設を整備し、環境分野を中心とした新産業の創出を目指す事業に乗り出す。

施設は、2010年3月完成予定の研究施設「ベンチャーインキュベーションセンター」のフロアを活用する。
独立行政法人「科学技術振興機構」(JST)の事業の一環で、施設の工事費と実験機器の設備費は計7億7,000万円。

事業の狙いは
(1)資源、環境、リサイクル技術の研究
(2)企業の技術者の育成
(3)情報交換を密にできる産学官のネットワークづくり
―の3点。
これまでに、秋田大の研究者らから10件以上の事業提案が寄せられている。

当初、国の事業として3階建ての研究施設を造る予定だったが、政権交代で計画がストップ。
再度計画を練り直し、JSTの事業として12月4日付で採択された。

秋田大の吉村昇学長は「県内企業は環境や電子、自動車部品といった分野が強い。
企業の体質や技術力を強化し、世界に打って出られる企業を育てたい」と話した。


河北新報より

投稿者 trim : 2009年12月25日 16:30