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2009年12月03日
川崎市が進める局再編
緑地保全に取り組む市民団体「多摩川崖線緑地保全ネットワーク」(中島光雄代表)など約50の市民団体が、川崎市が進める局再編について同市に再検討を求める陳情を開会中の市議会に提出している。
中島代表らは3日、記者会見を開き、緑の保全や緑化などを所管する環境局緑政部を道路整備などを行う建設局に統合することについて、「市の緑行政にとってマイナスになる」と訴えている。
市は本定例会に、環境局緑政部を建設局に統合し「建設緑政局」に名称変更する条例改正案を提案。
編入統合により、道路事業などに「緑」の視点を取り入れることで、ヒートアイランド対策など環境に配慮した施策展開を効率的に行えるとしている。
議決されれば、2010年4月に機構改革される。
陳情では
(1)統合を拙速に進めず再検討
(2)市民への説明会の開催
――を求めている。
中島代表らは、新設される予定の「建設緑政局」の所管事務について、「環境局では規定されている『緑の回復、育成』の文言がない」と指摘。
「市の新総合計画に記されていない再編であり、緑に関する市の取り組みが後退していく」と懸念を示した。
市緑の基本計画では2017年度までに約200㌶の緑を増やすことを目標にしている。
神奈川新聞より
投稿者 trim : 2009年12月03日 21:56