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2009年11月30日
公用車を市民とカーシェアリング
大阪府箕面市は来年4月から、市役所の公用車を対象に、市民と共同で利用する「カーシェアリング」を導入する。
夜間や休日に使われることが少ない公用車を効率 的に運用し、経費削減につなげる。
実施にあたっては、ハイブリッド車など環境に優しい車両を導入し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減も期待している。
市によると、本庁で使用している全公用車23台(稼働率約25%)を対象に5年かけてカーシェアリングを導入。
来年度は3台で実施する。
平日の午前8時~午後6時は市役所専用の車両を確保するが、夜間や休日は市役所と市民が予約制で利用する。
市は駐車場を提供し、車両は今後、公募する事業者が購入・整備。
事業者は市や市民が支払う会費で運営する。
市は現在、公用車のリース料や保険料に年間約830万円を支払っているが、カーシェアリングの導入で5年後には年間約130万円の経費を削減できるという。
また、カーシェアリングが浸透すればCO2の排出量削減にも有効としており、市民の1%(約1,300人)が利用した場合、年間約2,000㌧のCO2排出量を削減できると試算している。
関西では京都市などで公用車の一部をカーシェアリングしているが、箕面市によると、本庁の全公用車で行う例は珍しいという。
今後、保育所などの出先機関でも導入を検討し、対象区域の拡大を進める方針。
12月議会に提案し、来年1月から事業者の申し込みを受け付ける。
応募者のヒアリングを経て1月末には事業者を決定する予定。
産経新聞より
投稿者 trim : 2009年11月30日 11:51