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2009年10月09日

スチール缶リサイクル率

国内の鉄鋼メーカーなどで構成されているスチール缶リサイクル協会は8日、スチール缶の回収・再利用の度合いを示す2008年度のリサイクル率が、前年度比3.4ポイント増の88.5%になったと発表した。

これによって経済産業省が目標に掲げる85%以上のリサイクル率を8年連続で達成した。

スチール缶の2008年度の消費重量77万2,000㌧のうち、68万3,000㌧が建設用の鉄筋などに再利用されたことになる。

同協会は、2008年度から従来の鉄鋼メーカーに加え、回収した空き缶を裁断するシュレッダー処理業者約30社も調査対象にすることで、リサイクル率調査の正確さを高めた。

また、資源の無駄使いを抑制する目的でスチール缶の軽量化も進めており、2008年度は1缶あたりの平均重量を2004年度比で2%軽くすることに成功した。

同協会の内田耕造理事長(新日本製鉄副社長)は、「今後もスチール缶のリサイクル性の高さを広くアピールしていきたい」と語った。


フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2009年10月09日 16:28