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2009年10月22日
容器包装3R推進へ
リサイクル主体である消費者、事業者、行政担当者が意見を交わす「容器包装3R推進フォーラム」が22日、京都市中京区のウィングス京都で開かれた。
全国のリサイクル団体や事業者などから約200人が参加し、制度の課題や推進策を話し合った。
ガラスびんやペットボトル、紙やプラスチックなど容器包装リサイクル8団体がつくる「3R推進団体連絡会」の主催。
2006年から行っており、京都では初めて開催した。
午前は連絡会の活動報告に続き、京都大経済学研究科の植田和弘教授が講演。
国際的な経済変動と密接に結びついたリサイクルの現状について話した上で、「制度はあくまで手段であり、ごみ減量や再資源化という目的を明確にした上で、体系的に整備することが必要」と訴えた。
午後は4つの分科会でリデュース(廃棄物発生抑制)や自治体のコスト管理などを討論。
このうちリターナブルびんを回収・再利用する仕組みを話し合った分科会では、
「再利用できるびんでも、処理ルートのない自治体では破砕処理してしまう」
「全国共通規格でないびんの活用には、地産地消のシステムを産業として生かすことが大切」
「消費者にも、傷の付いたびんの許容などリスク分担の必要がある」
などの意見が出されていた。
京都新聞より
投稿者 trim : 2009年10月22日 22:24