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2009年09月21日

「わかやまエコオフィス宣言」


和歌山県の白浜町商店街連合振興会(後藤圭三会長)の会員のうち98店舗が一斉に、県が実施する「わかやまエコオフィス宣言」に登録した。

県環境生活総 務課は「商店街が声を掛け合い、まとめて登録したという例はこれまでない」という。

白浜町商工会は「環境に力を入れた商店街づくりを通じ、店舗の魅力アッ プにつなげたい」と話している。


わかやまエコオフィス宣言」は事業所の自主的な省エネ、省資源などへの取り組みを促進する事業。
近畿2府4県などでつくる関西広域連携協議会の「関西エコオフィス宣言」と連動し、2003年4月に開始した。
現在、261件の登録がある。

宣言した事業所は、県が開設しているエコネットに登録され、環境に配慮した事業所としてアピールされる。
また、紀州ヒノキで製作した登録証を店内に掲示できる。

白浜町商店街連合振興会は、旧白浜町内の12の商店会で構成し、会員数は305。
「宣言」への取り組みは6月にスタートし、各商店会役員らが会員一軒一軒に足を運んで参画を呼び掛けた。

各事業所は「不要な電灯の消灯」「節水」「ごみ分別の徹底」など22ある地球温暖化防止のための宣言項目から選択した目標に従い、実践に努めているという。

白浜町では1984年から夏にアロハシャツを着用し、南国の温泉町らしい軽装勤務を実践。近年は町職員や観光施設従業員だけでなく、商店主の着用も増えている。

後藤会長は「ゲリラ豪雨による被災や極端な少雨による野菜高騰などは、環境面からの警鐘とも言える。世界規模の問題に対し、小さな事業所で何ができるかを考え、多くの店舗が協力してくれたことに感謝したい。取り組みが地域や町全体に広がるきっかけにできれば」と話した。

白浜町商工会も「アロハシャツも含め、他の商店会とはひと味違ったところを見せていければ」と期待している。


紀伊民報より

投稿者 trim : 2009年09月21日 17:38