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2009年09月11日

リターナブル瓶「普及を」

ガラスの一升瓶やビール瓶などの洗って繰り返し使えるリターナブル瓶の利用を広めようと、シンポジウム「リターナブルびん もっと知ろうよ!大作戦in京都」が10日、中京区内であった。

瓶の再利用には関係者の連携や統一規格瓶の普及が重要と強調され、府内の酒造メーカーや瓶問屋など瓶を扱う事業者、市民団体など約70人が耳を傾けた。

瓶メーカーや飲料企業など122社でつくる「ガラスびんリサイクル促進協議会」(東京都港区)の主催。

木野正則事務局長が、生活環境や商品の変化で大きく重い瓶が敬遠されるなどの現状を述べ「統一した規格の瓶を普及させることが大切」と話した。

大阪産業大学で廃棄物回収について講義する花嶋温子さんは、瓶の回収、リサイクルはコストの問題があるとし「回収費用を自治体が負担しているため、私たちは瓶の再利用を手間と感じ、再利用より回収に出してしまう」と述べた。

リターナブル瓶の使用は年々減っており、同協議会によると、流通量は2005~2007年で毎年5~6%ずつ減少

府で瓶の再利用にかかわる業者でつくる京都硝子壜(がらすびん)問屋協同組合の吉川康彦理事長によると、理事長の会社の取扱量も30年間で約3分の1になっているという。【成田有佳】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2009年09月11日 16:51