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2009年09月08日

保育所で農作業

保育所運営のJPホールディングスは、保育所や児童館など全国94の施設で本格的な農作業を実施し、保育園児や小学生に参加させる。

農学部出身の専門指導員が施設近隣の農地を分析。
土地に合った農作物を選び、種まきから収穫、調理までの計画を立案する。
給食に使う野菜の最大10%を自給自足で賄うことが目標。

食育指導の導入で教育の質を高め、顧客満足度向上につなげる。


「農業食育プロジェクト」はこのほど、47の保育園で始まった。

まず専門指導員が庭や近隣農地の日当たりや面積、水はけなど6項目を調査。
環境に合わせてピーマンやトマト、イネなどを選ぶ。
あわせて栽培計画も策定する。


確保できる面積が狭い一部の保育所などでは、収穫した農作物が園児全体に行き渡らないため、赤みのある「古代米」を栽培する。
通常の米に混ぜても色で分かり、育てたことを実感できるよう工夫を凝らしている。


保育園児や小学生は種まきや収穫に参加し、観察日記をつけて成長を記録する。

収穫後は調理スタッフや保育士らが保育園児らと一緒に料理し、給食に採り入れる。

厚生労働省が「食育の推進」という方針を打ち出しており、同社では今後も食育指導を強化する。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2009年09月08日 11:06