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2009年09月03日
丘ばちプロジェクト
「CO2(二酸化炭素)削減のため街を緑化しよう」と目黒区の自由が丘商店街振興組合がミツバチを飼育して樹木や草花の受粉を活発化させる「丘ばちプロジェクト」を進めている。
自由が丘産のはちみつを使った菓子「丘ばちスイーツ」も登場した。
プロジェクトは、同組合が企画した「自由が丘森林化計画」の一環で今春からスタート。
約4万匹のセイヨウミツバチを購入し、ビルの屋上を借りて有志で飼育を始めた。
「ハチ不足と言われている割には順調に育ち、現在11万匹まで増えた」と同組合事務長の中山雄次郎さん(37)は話す。
3年前から養蜂に取り組むNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」(中央区)のメンバーらの助言を受けながら、これまで約80㌔のはちみつを採取した。
そこで、地元のフードテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」に出店する「パティスリー アンファンス」と「フルべジ」の2店と、老舗洋菓子店「モンブラン」がオリジナルのケーキやプリンをつくり、先月から販売を始めた。
4月は桜、5月はツツジやバラ、6月はムクゲなど、採取された時期によってみつの味や香りが異なる。
フルベジのハチミツレモンの「丘ばちパウンド」(1,500円)は、「生地には木々の濃い香りがするみつを練り込み、焼き上げた後には繊細な花の香りのするみつをたっぷり塗った」とパティシエの藤間英光さん(24)は説明する。
アンファンスの「丘ばちプリン」(630円)は、砂糖は使用せず、みつとバニラビーンズでコクのある味に仕上げた。
「ハチを飼育するようになってから街の樹木に目を向けるようになった。楽しみながら緑を増やし、住環境を整えていきたい」と中山さん。
毎日新聞より
投稿者 trim : 2009年09月03日 13:22