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2009年08月11日

「余部鉄橋の錆」

余部鉄橋の錆(さび)はいかが―。

平成22年度の完成を目指し、コンクリート橋への架け替え工事が進むJR山陰線・余部鉄橋(兵庫県香美町)近くのギャラリーが、同鉄橋の廃材となった鋼材の錆を記念グッズとして売り出し、鉄道ファンらの注目を集めている。

錆を袋に詰めたグッズは「余部鉄橋の錆」。
余部鉄橋の写真ギャラリーを管理する米澤照夫さん(61)が考案した。
使う鋼材は昭和30~40年代の補修工事で古くなり、米澤さんら地元住民が譲り受けた建設当初の鋼材の一部という。

米澤さんは一時捨てることも考えたが、余部鉄橋は明治45(1912)年建設の約1世紀にわたる歴史ある鉄橋で、間もなく姿を消すことから「捨てるのはもったいない」と再利用を検討。

「甲子園の砂」をヒントに「余部鉄橋の錆」として売り出すことにした。
すでに鉄道ファンらが買い求め、地元の人気グッズとなっているという。

米澤さんは「まだ錆はたっぷりあります」と話している。
1袋(200㌘入り)100円。
問い合わせは米澤さん((電)0796・34・0078)。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年08月11日 14:05