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2009年08月07日
ハイブリッド鉄道車両
「ハイブリッド車」といえば真っ先にクルマを思い浮かべるが、実は鉄道車両にもハイブリッドが存在する。
JR東日本が長野県の小海線で運行している『八ヶ岳高原列車』は、世界で唯一の営業用ハイブリッド・ディーゼル車が使用されている。
このハイブリッド車は「キハE200系」と呼ばれるもので、運行されているのは量産前にデータを集めるための先行試作車。
シリーズ(直列)式のハイブリッドで、出力450psのコモンレール式直噴ディーゼルエンジンを搭載するものの、それは純然たる発電用。
エンジンは駆動力に一切寄与しておらず、車両を駆動させるのは電車と同様のモーターとなる。
小海線は山梨県の小淵沢を起点に、長野県の小諸を終着とする全長約79kmの路線。
前半はアップダウンが続き、全国のJR線の中で最も標高の高い地点(標高1,375m)も存在する山岳区間。
後半は駅間距離が短いため、加減速を頻繁に繰り返すことになるなど性格が異なり、テスト中のハイブリッド車を「いじめる」には最適の環境といえる。
夏休み中は土日を中心に、小淵沢-野辺山間で1日5往復が運転される。
従来型の車両は急勾配をエンジン全開でゆっくりと進んでいくが、ハイブリッド車は音を立てることもなくスイスイと上る。
時間に余裕があればその違いを味わってみるのもよいだろう。
レスポンスより
投稿者 trim : 2009年08月07日 15:12