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2009年07月14日
無暖房、雨水活用…
福島県飯舘村が、エコハウス普及を進める環境省の「21世紀環境共生型住宅」のモデル整備対象地域に指定された。
二酸化炭素(CO2)排出量の削減や建築技術の向上を図るのが目的で、東北から選ばれたのは飯舘村と山形県だけ。
村は本年度中に、役場近辺にエコハウスを建設し、「村民のコミュニケーションの場としても活用したい」と強調している。
事業は公募で集まった全国の自治体から、20の対象地域が選定された。
選定を受け、村は6月の臨時議会で、事業費9,500万円を追加する一般会計補正予算案を可決した。
村によると、エコハウスは電気機器の廃熱や日照などの周辺環境を取り込んだ「無暖房住宅」を想定し、CO2排出による環境負荷の低減を目指す。
また、補助暖房燃料への木質ペレット使用や、雨水や沢水を浄化したトイレ洗浄水のほか、里山環境に調和した外観デザインなども検討する。
住宅のほかに公共スペースを敷地内に設け、村民に開放するという。
今後、建築家や環境の専門家の意見を取り入れながら詳細をまとめる。
菅野典雄村長は「県産材の利用や建設業の技術向上など、建設事業を通して、村にさまざまなものを還元したい」と話している。
河北新報より
投稿者 trim : 2009年07月14日 10:26