« 【エコシティー】 神戸市 | メイン | 緑と水のダブルカーテン »

2009年05月04日

【エコシティー】 京都市

温暖化ガス削減などの先進的な取り組みを行う「環境モデル都市」として、政府に1月に選定された京都市

コンビニエンスストアの深夜営業規制などの環境政策が全国的な注目を集める中、門川大作市長に今後の戦略を聞いた。

――環境モデル都市に応募した理由は。
「京都は日本の文化、暮らしの知恵、イノベーション(技術革新)による経済の活力がある。京都ならではの取り組みができる。全国のモデルになる都市になれると思うし、世界の都市のモデルにもなる。議定書誕生の土地という誇りと使命感もある」


――コンビニエンスストアの深夜営業問題は大きな注目を集めた。
「環境問題のためには、イノベーションも科学技術の進歩も大事だが、人間の生き方に迫っていかないといけない。快適さの追求だけでいいのか。その一つの象徴として住宅街にあるコンビニが24時間開いている必要があるのかという提起をした」
「環境だけでなく、家族のつながり、地域のコミュニティー、地域主権時代に京都の人間が京都のことを独立して考えようと提案した。京都ならではと賛意を頂いた。一方で、意見が多いのも事実だ。深みのある議論を市民会議でしてもらいたい」


――温暖化ガス削減には地元経済界の協力も欠かせない。
「経済界からも車の流入規制をしてはどうかという提案が出てきた。(温暖化ガスの排出を実質的にゼロにする)カーボンゼロ都市に大きく踏み出そうといった議論も始めている。志は非常に高い」


日経産業新聞(2009年3月4日水曜日)より

投稿者 trim : 2009年05月04日 16:24