2009年04月03日
プロ野球満足度を指数化
“日本のサービス業におけるサービス品質、顧客満足、ロイヤルティの指数化”を研究している慶應義塾大学の鈴木秀男准教授が、日本のプロ野球チームの 『満足度調査』の結果を発表。
顧客からもっとも高い満足度を得ている球団は「北海道日本ハムファイターズ」ということが、わかった。
鈴木准教授は、プロ野球チームに関して「チームの成績」「選手のプレイ」、さらには「球場の雰囲気」「ファンサービス」「地域貢献」などを総合的に分析。
全球団に関する調査を行い、サービス品質や満足度を数値化することで、球団に対するユーザーからの満足度を測った。
その結果、もっとも高い満足度を得ている球団は日本ハムファイターズという結果に。
「近年、優秀な成績をおさめている」、「選手が全力で戦い、おもしろい野球を見せている」などの項目で、高い評価が目立った。
なお、2位は阪神、3位は中日という結果となった。
日本ハムファイターズは、環境管理の国際規格の認証をプロ球団で初めて取得したチームとして知られ、公式戦でエコバッグを配布するなど環境保全に取り組む「ファイターズ・エコプロジェクト」を昨年6月に立ち上げており、また、球団事務所もISO14001を取得するなど、環境問題への取り組みに積極的な一面を見せる。
鈴木准教授は、昨年10月に慶應義塾大学とオリコンとの産学連携で、顧客満足度の共同研究を開始することを発表。
今後もアンケート調査などをもとに、顧客満足度という視点から企業並びに産業の評価を行い、企業と消費者両方にとって利用価値が高いデータを発表していく。
オリコンより
投稿者 trim : 2009年04月03日 14:00