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2009年03月20日
【エコシティー】 横浜市 金沢区
横浜市は金沢区にある金沢動物園に大規模な太陽光発電装置(メガソーラー)を整備する方針を決めた。
合計出力は1,000㌔㍗程度になる見込みで、一般家庭300~400軒分の電力に相当する。
市は同区臨海部を再生可能エネルギーの先端地域とする「横浜グリーンバレー」構想を打ち出しており、今回の事業はその一環。
来年度予算案で関連事業費として5,400万円を計上、調査検証を始める。
金沢動物園は金沢自然公園(58.5㌶)の敷地内にある横浜市立の動物園。
メガソーラーの設置費や稼働時期は未定だが、発電する電力で施設運営に必要な電力をすべて賄う計画。
余剰電力は近隣の企業や市の汚泥資源センターなどに送電することも検討する。
2009年度中に設置場所や整備方法などの調査を行い、2010年度以降に工事に入りたい考え。
横浜市は市内の緑地保全を推進する「エコ森プロジェクト」を掲げている。
市内外から来園客が集まる同動物園にメガソーラーを設置することで、二酸化炭素(CO2)削減への取り組みをアピールする狙いもある。
金沢区は臨海部に工場が集まる。
市は同区を太陽光やバイオマスなど環境配慮型エネルギーの活用拠点にする方針。
例えば地域内で複数の電源や電力貯蔵施設を組み合わせ、電力需要に応じて発電量を制御する供給網の整備を目指す。
家庭ごみの再資源化や、下水汚泥を炭化処理してバイオマス燃料に再加工する事業なども検討している。
日経産業新聞(2009年2月10日火曜日)より
投稿者 trim : 2009年03月20日 13:46