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2009年02月05日
都心・臨海の緑を倍に
東京都は皇居周辺の都市部から臨海部にかけての地区で、緑を2倍に増やす計画をまとめた。
都が街路樹を整備するほか、民間に緑化を促すために、一定以上緑化した場合に容積率を緩和する。
合計約100㌶の緑を新たに生み出す。
都は2016年夏季五輪の招致を目指しており、同年までに9割を達成し、環境に配慮したまちづくりをアピールしたい考えだ。
緑化を推進するのは、晴海通り(有楽町~東雲)と建設中の環状2号線(虎ノ門~有明)を中心とした地域。
銀座や築地、豊洲、有明など都心から臨海部の一帯が含まれる。
この地域に日比谷公園6個分に当たる約100㌶の緑をつくる。
民間事業者への緑化促進策を講じるほか、都自身も街路樹整備や公共施設での緑化を進める。
民間事業者に緑化を促す狙いで、再開発の際に緑化した面積によって容積率を割増する措置をとる。
現在、都は大規模な建物の建設で空き地と屋上の面積の35~40%以上を緑化した場合には、容積率を最大5%割り増ししている。
都心と臨海部では同7%に引き上げ、民間事業者が敷地を緑化しやすくする。
一方、都自身は街路樹の整備を進める。
すでに背の高いケヤキが植えられている晴海通りでは、ケヤキの間に中木や草花を植える。
建設中の環状2号線でも同様の緑化を施す。
皇居や日比谷公園、浜離宮恩賜庭園など拠点となる緑を街路樹で結んで、広がりのある緑を創出する。
都は2009~2011年度の3カ年で他の地域も含めて街路樹整備に785億円を投じる。
日本経済新聞より
投稿者 trim : 2009年02月05日 13:29