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2009年02月04日

中小、リサイクル加速


産廃処理量が減少し処理業界の競争激化が予想される一方、中堅中小企業などはリサイクルを収益源ととらえ、取り組みを加速させている。

材木卸の丸山産業(香川県土庄町、高橋邦彦社長)は、伝統的な日本建築を解体したときに排出する丸木の梁や柱など「古材」を、小豆島など香川県内から仕入れて全国に販売する事業を昨年11月に始めた。

古材の仕入れ・加工だけでなく、古材を使った建築(内装含む)の設計・施工の経験を持つ地元の工務店5社と提携し、施主に紹介する。

小豆島には古い建築が数多く残るが、ほとんどの古材が産廃として処理されていた。
丸島産業の年商は約6億5,000万円。
古材流通事業を2年後には年間6,000万~1億円の事業に育てる。


土木建築用棒鋼メーカー、東北東京鉄鋼(青森県八戸市)など八戸市内にあるメーカー5社は廃棄物を相互に活用している。

例えば、八戸製錬は東北東京鉄鋼などが出す溶融飛灰を活用、亜鉛や鉛に製品化する。
八戸製錬で出る石こうやスラグは八戸セメントの原料になる。


瓦の販売や屋根工事を手掛けるノジマ(新潟県三条市、野島一社長)は廃瓦を再利用した舗装ブロックを開発した。
約15㍉㍍角に砕いた廃瓦と、鉄の製造時に発生する鉄鋼スラグなどにセメント、水を混ぜ型枠に入れて固める。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2009年02月04日 11:35