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2009年02月24日
【エコシティー】 埼玉県
埼玉県は河川を再生する「水辺の再生100プラン」の事業費について、2009年度予算を今年度に比べ2倍の26億円程度に増やす考えを明らかにした。
急速な景気悪化を受け、上田清司知事が、『埼玉版グリーンニューディール』として発表した。
地球温暖化対策を雇用創出と景気浮揚につなげる狙い。
環境対策の具体的な中身としては、生態系保全に配慮し、人がなごめる親水性の水辺をつくる事業を強化するほか、太陽光発電を新たに設置する際に補助金を出す方針を明らかにした。
また、「彩の国緑の基金」を使った森林の間伐や県道の標識の台帳作成などで1日あたり73人の雇用枠も用意するという。
環境は埼玉県の重点政策。
昨年4月に上田知事を本部長として「みどりと川の再生推進本部」を立ち上げ、2008年度の当初予算で環境分野に前年度比6割増となる118億円を計上するなど力を注いできた。
2011年度までに100カ所の水辺空間再生を目指しており、来年度は環境と景気対策を絡めて予算編成する。
経済対策には中小企業の資金繰りを円滑にする狙いであらかじめ金融機関や県信用保証協会の審査を受け、急な資金需要が生じた際にすぐに借り入れできる保証制度を導入することも盛り込んだ。
知事は、13日に衆議院を通過した国の今年度2次補正予算の雇用関係基金を使い「福祉や医療分野を中心に1,200人程度の雇用拡大につなげる企画をもっている」とも話した。
日経産業新聞(2009年1月15日木曜日)より
投稿者 trim : 2009年02月24日 10:57