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2009年01月27日

中学生がコウノトリ飛来地看板設置

野生のコウノトリ(国の天然記念物)が飛来している愛媛県西予市宇和町小野田の三蔵宮池のほとりに、市立宇和中学校の美術部員がコウノトリの絵看板を設置し、保護にあたっている住民らを喜ばせている。

渡り鳥ながら日本にフルシーズン留まっている野生のコウノトリは2羽だけ確認されており、その1羽が「イチゴロウ」。

昨年と一昨年は2年続けて宇和町に3カ月余り滞在し、越冬した。
兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園を行き来していることも分かり、同公園では「えひめちゃん」と呼ばれて親しまれている。


三蔵宮池は自然環境に恵まれているが、イチゴロウの保護活動に取り組んでいる地元グループの楠健明さん(54)が同中学校にコウノトリを表現した看板の制作を依頼していた。

大空を舞うコウノトリを描いたのは同中学校美術部の正副部長を務める大森美空さん(2年)と河野清楓(さやか)さん(同)で、顧問の是澤充広教諭が指導した。
「コウノトリ飛来地」と書かれた絵看板の設置場所は絶好の見学地となっていた。

保護グループも「これで保護活動にも力が入る。またコウノトリが飛来してくれるとうれしい」と今秋の飛来に備え、小魚の養殖や放流などに努めている。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年01月27日 10:32