« 「この先、海です。」プロジェクト | メイン | 無・減農薬の「コウノトリ農法」 »

2009年01月11日

「リーダーに強い意志必要」


持続可能な森作りの実現に向けて、県民や企業が何をすべきかを考える「企業の環境貢献と森林づくりシンポジウム」が10日、鳥取市扇町の県民ふれあい会館で開かれた。

世界的建築家で東大名誉教授の安藤忠雄さんが基調講演し、参加者約400人は熱心に耳を傾けていた。

基調講演で安藤さんは、軽快な語り口で、今までに手掛けた建築物や事業を大型スクリーンに映しながら説明した。
一口1万円から募金を募り、桜の木を植えていった大阪市の取り組みなどを紹介。

「リーダーが強い意志を持たなければ街は変わらない」と話し、「自分たちの街はどうしたらよくなるのかを皆さん自身も考えてほしい」と訴えた。


この後、安藤さんと平井伸治知事が対談。
平井知事は現在、企業11社が参加し県内13カ所で森林保全活動を実施している「とっとり共生の森」をアピールした。
安藤さんは、間伐材を効率よく使用するために、「国際的に通用する木造デザインを考え発信していく必要がある」と話した。

中学時代から安藤さんのファンで建築家を目指している鳥取環境大学3年の中村未来さん(21)は「安藤さんの建築はコンクリートを使ったものが多いが、植林の活動にも熱心に取り組んでいる話が聞けてとてもよかった」と話していた。


毎日新聞より

投稿者 trim : 2009年01月11日 17:01