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2009年01月09日

琉球文化体験施設

琉球文化を体験できるテーマパーク「むら咲むら」(沖縄県読谷村)を運営する読谷ククルリゾート沖縄(同、国吉真哲社長)は2010年夏にも、敷地内にホテルを開業する。
総投資額は約3億円の見通し。

同時に沖縄料理が楽しめる屋台村も開設する。

景気後退で沖縄の観光産業の先行きにも不透明感が強まる中、修学旅行や家族連れらの集客を強化する。


今秋にも敷地内の南側で、3階建てで延べ床面積約2,300平方㍍のホテルを着工する。
客室数は30で、最大収容人数は150人。
宿泊料金は一泊一人5,000~6,000円の予定。
全室に簡易キッチンを設けて、ゴーヤチャンプルーなど沖縄料理作りを地元住民と一緒に体験できるプランも提供する。
年間稼働率80%と年間売上高約1億5,000万円を目指す。

屋台村は敷地内の中心部に開設、沖縄そばやてびちなど沖縄の伝統料理を提供する飲食店を10店以上集める。
屋台村開業を機に、現在午後6時の閉園時刻を午前零時に延長する方針。

むら咲むらは1993年のNHKの大河ドラマ「琉球の風」のオープンセットだった。
琉球舞踊黒糖作りなど計101種類の体験ができ、2007年度の入園者数は約19万9,000人で、うち修学旅行生が約4割を占める。
ただ、県内の他施設との競争激化や中学・高校の予算縮小で修学旅行生の伸び率は鈍化している。

ホテル開設で、修学旅行生により長く滞在してもらって体験工房の利用拡大を促進。
2013年度の入園者数を32万人に引き上げたい考えだ。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2009年01月09日 10:33