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2008年12月02日

陶器管でビル冷却

建設設計大手の日建設計はビルの壁面にはしご状に多孔質の陶器管を巡らし、陶器管から雨水を蒸発させることでビルを冷却する技術を開発した。

ビルの地表近くや側面で温度を2~3℃低く、ヒートアイランド効果の抑制に効果がある。

陶器管付近の窓際も冷却でき、夏場の空調費削減も見込める。

都内で2~3年後に完成するビルで、高さ、幅、それぞれ100㍍を超す壁面に採用されることが決まった。


陶器管は日本国内で採取した土で製造。
中に雨水を通して染み出した雨水を蒸発させ、その気化熱で空気を冷却する。
冷却に適した蒸発量にするため、材料配合を工夫した。

ビルの地下の貯留層にためた雨水を太陽電池で発電した電力を使ってポンプで循環させる。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2008年12月02日 10:50