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2008年11月22日

中身違えばマーク異なる

しょうゆのペットボトルにはペットボトルマーク、でもソースだとプラスチックマーク?

ペットボトルマークが付くのは清涼飲料、乳飲料、酢、そしてしょうゆなどの容器に限られ、ソースなどのように中身を水で簡単に洗浄できないペットボトルはプラスチック素材として扱われる。

「ペット素材は再生できる比率が高いが、油などの汚れが混じると再生率が落ちるから」(経済産業省リサイクル推進課)というのが理由だ。


紙パックにも2つのリサイクルマークがある。
例えば牛乳は紙パックマークだが、酒だと紙製容器包装のマークだ。
後者の素材には紙だけでなくアルミ箔も挟まれている。
アルミ箔が混じると古紙ボードや固形燃料などにしか再生できないため、マークが違うのだ。
アルミ付きの紙パックは清涼飲料や豆乳などにも使われる。

そのアルミ付きをトイレットペーパーなどに再生する試みも始まっている。
特定非営利活動法人「集めて使うリサイクル協会」は、アルミ箔をはがす技術を持つ製紙会社と協力して全国約350の「エコ酒屋」を組織、再利用に向けた回収に力を入れる。

同じスチール素材でも、リサイクル用マークが3つに分かれているのが缶。
飲料用だとスチール缶のマーク、のりやせんべいなどの缶は一般缶材質表示マーク、そして石油缶などの18㍑缶なら、さらに別のマークとなる。

実はリサイクル用マークには、資源有効利用促進方により表示義務のある「識別表示マーク」と、業界団体などが回収ルートを設け自主的に表示するマークの2種類がある。

前者に当たるのが飲料スチール缶。
一般缶18㍑缶は、それぞれ製缶業界団体の自主表示だ。
識別表示マークにはスチール缶のほか、飲料用アルミ缶やプラスチック製容器包装、紙製容器包装、リチウムイオン電池など、全部で10種類ある。

一方、紙パックマークや段ボール、ビールびんなどのリターナブルガラスびんなどに付くマークは自主表示だ。


日本経済新聞より

投稿者 trim : 2008年11月22日 13:58