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2008年11月21日
駅拠点に環境教育
富士急行は都留文科大学(山梨県都留市)、都留市と組み、地域の自然を生かした観光や教育を促す事業を始める。
環境教育に関する同大の研究成果を生かし、同社駅からの散策コースを開発。
駅や大学施設を活用した小学生向け授業や、周辺の自然を巡るエコツアーなどを実施する。
富士急と市、都留文化大の3者で協議会を発足した。
今年度中に都留文科大学前駅を、自然生態系の映像や音楽を流す情報発信拠点として整備する。
同大学の学生らが大月~河口湖の各駅周辺の自然や文化資源を巡る散策コースを設定してパンフレット化。
県内や東京都内などで配布するほか、散策コースを同社や同大サイトで紹介。
県内外からの訪問を促す。
2009年秋には市役所などの協力を得て、駅や大学の専用展示コーナーを使った小学生向け校外授業を実施する予定。
散策コースを歩くイベントなども開く。
富士急行線の2007年度の輸送人員は約300万人と、最盛期(1968年度)の半分以下に落ち込んでいる。
野生生物の生態を自然界で観察・学習する「フィールドミュージアム(野外博物館)」構想を持つ都留文化大などとの取り組みで、沿線住民らの鉄道への関心を高めて利用促進につなげたい考え。
富士急は都留文科大学駅前に同大の研究成果の展示パネルを設けるなど、フィールドミュージアム構想を支えてきた。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2008年11月21日 14:54