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2008年11月04日
環境配慮企業に金利優遇
三井住友銀行は企業の環境配慮活動を詳細に分析、評価結果に応じ金利を優遇する新型融資を開発した。
事業活動の環境への負荷をいかに把握しているか、どんな対策をとっているかなど50項目以上にわたって点検。
環境配慮の「診断書」を示して取引先に一段の環境配慮を促すとともに、融資の条件設定に反映する。
金利優遇の幅は最大で年0.3%、金額は1件につき5億円以上。
第1号として段ボール最大手のレンゴーに対して10億円の融資を実行し、今年度内に総額200億円、20社以上に新型融資を適用したい考えだ。
評価の手法はグループのシンクタンク、日本総合研究所などと共同で設計した。
環境負荷の把握や環境保全対策、経営管理体制など50数項目を採点。
三井住友が提供する「診断書」は現状分析に助言を加え、企業が対外的なアピールにも使える体裁を整える。
大手銀各行は企業の社会的責任(CSR)活動の一環で、中小企業を主な対象に環境配慮活動に報いる融資優遇を導入している。
今回、三井住友はノウハウを生かしながら評価手法を進化させた新型融資を開発、さらに広く環境配慮融資を展開していくことにした。
日本経済新聞より
投稿者 trim : 2008年11月04日 14:00