« 「エコ通勤」のポータルサイト | メイン | 来年度の環境技術実証事業 »
2008年09月29日
下水道局ポンプ所屋上が大臣賞
財団法人都市緑化技術開発機構は、緑化技術の一層の向上や普及を図るため、毎年屋上・壁面特殊緑化コンクールを実施しているが、第7回の受賞作品が決まり、9月10日発表された。
国土交通・環境大臣賞はじめ10作品が受賞になった。
環境大臣賞に選ばれたのは、屋上緑化部門で東品川屋上庭園(東京・品川)。
東京都下水局ポンプ所の屋上4,664平方㍍に設置された庭園。
自然の少ない市街地内に生物棲息に配慮したビオトープ池や雑木林を創出するなど区民が自然と触れ合える貴重な空間を提供している点が評価された。
壁面・特殊緑化部門では、三木総合防災公園の屋内テニス場「ビーンズドーム」(兵庫県三木市)。
ドーム側面7,024平方㍍のステンレス屋根の上を緑化。
自然換気システムと緑化の相乗効果により、熱環境が緩和され、1年中、冷暖房機器を必要としないエコドームを実現した環境面での取り組みが高く評価された。
国土交通大臣賞に選ばれたのは、屋上緑化部門で、アイランドシティ中央公園の拠点施設「ぐりんぐりん」(福岡市)。
「花と緑の丘」をテーマに屋上と地上を連続させた4,560平方㍍の自由曲面屋根を緑化。
かん水システムは貯留層に貯めた雨水利用を主体とするなど維持管理コストの軽減にも配慮。
屋上緑化のリーディングプロジェクトとして高く評価された。
壁面・特殊緑化部門では、都市型菜園「アグリス成城」(東京・世田谷)。
小田急線の複々線化事業によって生まれた線路上の人工地盤5,103平方㍍を、会員制の貸菜園として整備したもの。
市民農園として活用するアイデアが緑化の推進が期待される鉄道敷緑化の好事例として高く評価された。
循環経済新聞より
投稿者 trim : 2008年09月29日 14:48