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2008年05月19日

【洞爺湖町】全世帯に無料で電球形蛍光灯を配布

北海道洞爺湖サミット50日前となった18日、胆振管内洞爺湖町と洞爺湖温泉観光協会は町内の全約5,000世帯を対象に、白熱電球より消費電力の少ない電球形蛍光灯の無料配布を始めた。

環境問題が主要テーマとなるサミットの開催地として、環境にやさしい生活スタイルを定着させるのが狙いだ。

電球形蛍光灯は全国で「あかり交換活動」を進める松下電器産業が安価で提供した。
同社によると、町内全世帯が1個ずつ白熱電球を電球形蛍光灯に替えることで、杉の木約1億2,000万本が1年間に吸収する量と同じ約187.9㌧の二酸化炭素(CO2)削減効果があるという。
値段は白熱電球より割高だが、電気代は1世帯当たり年約2,000円近く安くなり、1日6時間使っても5年間は持つという。

同町本町の自営業、岡部悦行さん(42)方では長男太一君(9)がさっそく玄関の白熱電球を電球形蛍光灯に交換した。
妻の久美子さん(36)は「次に電器店に行くときには環境のことを考えて選びたい」と話した。

無料配布は町役場と各支所で6月17日まで。
各世帯に事前に配布した交換券と引き換える。


また、同町立虻田小学校では18日、環境講座が開かれ、全校児童約300人と保護者らがサミットの主要テーマとなる地球温暖化問題について学んだ。
日本航空の山田光男機長(58)が講師を務め、上空から撮った北極海や砂漠の写真を使って温暖化の現状を説明。
6年生の関根健人君(11)は「写真を見てびっくりした。使わないときはコンセントを抜いたり、水も大切に使いたい」と真剣な表情で話していた。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2008年05月19日 16:14