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2008年05月14日

【経産省】住宅の太陽光発電 グリーン電力に

経済産業省は13日、戸建て住宅に設置されている太陽光発電の電力を、グリーン電力として企業に販売するモデル事業を年内に始めることを決めた。

グリーン電力を利用する企業のランキングも公表する予定で、環境に配慮した自然エネルギー促進の一環。
14日の総合資源エネルギー調査会の報告書案に盛り込まれる。
個人住宅のグリーン電力の販売が進めば、1戸当たり年間約1万円の利益を生み出す見込みだ。

自然エネルギーを使って発電した電力には、専門の会社に申請すれば「グリーン電力証書」が発行される。
証書は1㌔㍗時当たり5~10円程度で販売されており、イメージ向上を目指す企業が購入している。
これまでは市民団体や企業が発電した場合に限られ、個人住宅の太陽光発電では発電量が小さいため、証書が発行されていなかった。

モデル事業では、三洋電機グループの三洋ホームズが中心となることが決まっている。
同社は顧客である各戸から発電量などのデータを取得し、専門会社がグリーン電力証書を発行する仕組み。

戸建て向け太陽光発電は、1戸当たり年間約3,500㌔㍗時が発電されている。
昼間などに電力会社に売る余剰電力分は証書の対象とならないため、自家消費分の1,400~1,750㌔㍗時をグリーン電力として販売。
年間1万円程度の収入となる見込みだ。

また、グリーン電力の購入に積極的なソニーの中鉢(ちゅうばち)良治社長が会長となって「グリーン・エネルギー・パートナーシップ」(仮称)を設立。
グリーン電力購入量や使用電力に占める比率など参加企業のランキングを公表して普及促進を図る考え。

フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2008年05月14日 16:41