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2008年05月13日
南極氷 中学校に海自が贈呈
海上自衛隊の砕氷船「しらせ」が持ち帰った南極の氷が12日、加須市立昭和中(渡辺義昭校長、生徒774人)に届けられた。
学校教材に活用してもらおうと、自衛隊が3年前から各地の小中学校に届けており、埼玉県内には今年8中学校に贈られた。
届いた氷は30㌢角の立方体。
しらせが今年1月に南極観測隊を送り届けた際に、南緯69度の昭和基地沖の氷山から採取した。
2~3万年前に南極に降った雪が圧縮されてできた。
当時の空気が閉じ込められているため乳白色なのが特徴。
自衛隊埼玉地方協力本部の園田郁夫本部長から手渡された生徒会長の小沢崚君は「地球温暖化により、南極の氷が解けていると知り、氷を通じて環境のことを考えてみたい」と話していた。
同校では氷の一部を切り取り、加須小など近くの3小学校にも届けた。
渡辺校長は「他の氷とどう違うか比べる実験などに使いたい。水に入れると、解ける際に音をたてると言われており、生徒に聞かせたい」という。
毎日新聞より
投稿者 trim : 2008年05月13日 16:36