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2008年05月08日
【兵庫県】駐車場の芝生化で温暖化対策
アスファルトで覆われている駐車場を芝生化する「グラスパーキング」が注目されている。
アスファルト面よりも最大約25度も表面温度を下げる効果があり、兵庫県は助成制度を創設し、尼崎市武庫之荘地区などを第1号モデル地区に選出。
県は「温暖化対策に効果がある。もっと広めていきたい」としている。
グラスパーキングは全国の自治体や商業ビルで導入が進められ、県も神戸市中央区の県福祉センター駐車場や県庁南駐車場で実施。
平成18年7月に県が行った実験によると、正午のアスファルト表面温度60.4度に対し、芝生面は35.7度で、地面の温度上昇を約25度抑える効果があった。
これらを受け、県は19年度から駐車場の芝生化にかかわる助成制度を設けた。
今年2月に第1号モデル地区四十数地区を選出。
このうち尼崎市武庫之荘地区の「武庫之荘まちづくり委員会」平成7年1月の阪神大震災で多くの住宅が全半壊した。
生け垣など緑豊かだった住宅が減る一方で、青空駐車場や空き地が増加。
住民らが美しい街並みづくりのため緑化事業に取り組んでいた。
グラスパーキングは法輪寺の駐車場約137平方㍍(11台分)で行い、3月に芝の苗を植え、県内のモデル地区のトップを切って完成。
現在、住民がボランティアで手入れしている。
同委員会の堀田秀治会長(72)は「環境にも優しく、温暖化問題や景観について考えるきっかけにもなる」と話している。
産経新聞より
投稿者 trim : 2008年05月08日 09:50