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2008年05月05日
【国交省】壁面緑化、7年間で21倍
国土交通省の調査によると、壁面緑化の施工面積は2006年から急速に拡大している。
2007年の施工面積は4万9,000平方㍍超で、年間あたりの施工面積は2000年の約21倍。
累計では東京・日比谷公園の面積を超える約17㌶になった。
屋上緑化の約194㌶よりは少ないものの、「パネル工法などの新技術や、2005年の愛知万博で注目されたことを背景に、壁面緑化の注目度が高まっている」(国交省公園緑地課)。
建築申請の際、建築物の緑化を条件とする地方自治体が増加していることも壁面緑化の浸透を促進している。
例えば東京都では敷地面積1,000平方㍍以上の新築建築物について、地上空地の2割に加え、利用可能な屋上面積の2割を緑化するよう2001年から義務付けた。
壁面緑化は直接の対象ではないが、「屋上の緑化が難しいケースは壁面緑化で代用も可能」(自然環境部緑環境課)という。
都が屋上を優先するのは、壁面緑化は維持管理に不備が出る事例が予想されるためだ。
こうした都の姿勢にかかわらず、施主の自主的な取り組みの増加を受け、都内の壁面緑化は全国の累計施工面積の45.7%を締めている(国交省調査)。
環境や都市景観への意識の高まりを受け、屋上緑化より企業姿勢を訴求しやすい壁面緑化にビル所有者の関心が向かっている状況だ。
日経流通新聞より
投稿者 trim : 2008年05月05日 14:22