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2008年04月14日
蛍光灯処理が増加(神鋼環境ソリューション)
水処理や廃棄物処理などのプラント処理事業や環境修復・リサイクル事業などを行う神鋼環境ソリューションは、蛍光灯リサイクル処理事業における受け入れ量が増加していることを明らかにした。
現在、処理量は年間約500㌧。
回収区域は、関西を中心に東海、北陸、中国、四国など。
協力関係にある収集・運搬業者を通じ、回収される。
排出先は、メーカーやビルのメンテナンスを通じ発生するものやスーパーなどの流通関係など多岐にわたる。
3月は、建設関係の数量も多い。
処理法は、水を一切使わない独自の乾式(ドライ方式)を採用。
直管は、エンドカットマシーンで両端を切り落とし、エアーで中の蛍光粉を回収した後破砕、ガラスカレットや蛍光粉、金属類を分別回収する。
その後真空加熱蒸留装置にかけ、水銀を回収する。
直管型以外は、破砕や分別を手作業で行い、同様に処理、回収する。
現在、蛍光灯の種類は、約4,000種類あると言われており、海外製のものも処理工場に運ばれてくる。
最近はUV灯、ナトリウム灯に加え特殊蛍光灯も持ち込まれるようになったため、機械だけでなく、手作業による解体処理も増えてきた。
種類や素材の多様化に伴う処理のあり方を模索しながら作業を行っている。
蛍光灯はリサイクル法が適用されていない品目のため、回収ルートの確保や数量については、変動する部分は多いが、今後も年間15%程度の増加が見込まれる。
今後は数量確保が課題となる。
同社の環境プラント事業部操業技術部K-プロジェクト室の志田康雄室長は「各分野へのPR強化に努め、蛍光灯処理の大切さを一般にも広めていきたい」と語った。
循環経済新聞より
投稿者 trim : 2008年04月14日 15:25