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2008年04月17日

企業のCO2排出量 公表に道筋(水野賢一氏(自民))

地球温暖化防止への取り組みを促すため、事業所や工場ごとに二酸化炭素(CO2)排出量の公表を義務付ける制度が今年からはじまった。

この制度が始まるはるか前から地道に、企業への情報公開を求めてきたのが自民党の水野賢一衆院議員(41)だ。

きっかけとなったのは2001年、当選2回で温暖化問題を調べるため、企業ごとの環境報告書を読み比べていたときのことだ。
報告書には「何%削減します」などの意気込みを示しても、実際にどれだけCO2を排出しているかは触れない企業がほとんど。
「実態把握なき削減目標は空疎なものでしかない」と痛感した。

当時、経済産業省は企業ごとのエネルギー使用量のデータを保有しており、水野氏は情報公開請求で入手。
非政府組織(NGO)と協力して2年がかりでデータ分析し、今回の公表制度につながった。

今年の洞爺湖サミットでは地球温暖化が主要テーマ。
「公表の次はいかに削減するかが問われる」と次なるステップに向けて意欲を燃やしている。

日本経済新聞(夕刊)より

投稿者 trim : 2008年04月17日 16:37