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2008年03月18日

ナイター時間短縮でCO2削減(日本プロ野球組織)

日本プロ野球組織(NPB)は17日、今季から新たに環境問題に取り組むとして、具体的な計画をまとめた「NPB2008グリーンベースボールプロジェクト」を発表した。

「野球の力で温暖化ストップ」をキャッチフレーズに、試合時間短縮による二酸化炭素(CO2)排出量の削減や啓発活動を行う。

試合時間は6%短縮を目指し、ナイター照明などの電力消費量を1シーズン(総試合数864試合)で約37万6,000㌔㍗時、CO2換算で約209㌧を削減する。
過去10年間の平均試合時間3時間18分に対し、12分短縮することになる。

各球場にタイマーを掲示し、攻守交代や投手交代のスピードアップを促す。
既に一部のオープン戦で実施され、効果があるという。
また「スピードアップ11カ条」を定め選手のロッカーや食堂に張り出すほか、ラジオや球状内の映像に環境メッセージを流す。
達成できなかった場合は、NPBとしてCO2排出量を購入することも検討する。

東京都内のホテルで行われた記者会見にはヤクルトの高田繁監督、ロッテのバレンタイン監督、高橋尚成投手(巨人)、藤川球児投手(阪神)らが出席。
ゲストとして同席した鴨下一郎環境相は「プロ野球が率先して環境問題に取り組んでもらえたのはうれしい。実現できるように、最大限の努力をしてほしい」と語った。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2008年03月18日 10:51