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2008年03月28日

60基目指す 青山高原、風力発電日本一

三重県伊賀市と津市にまたがる青山高原に、風力発電のための風車が新たに40基建設されて計60基となり、日本一の「風力発電施設」となる見通しとなった。

同高原で風力発電を手がける中部電力の子会社「シーテック」(名古屋市)と、伊賀、津両市出資の第3セクター「青山高原ウインドファーム」(津市)が27日、発表した。

40基の建設候補地は、標高700~800㍍にある高原内の約60㌶。
2003年にできた風車20基が並ぶ一帯の南北両側に、変電所とともに建てる。
羽根部分の直径が80㍍と、現在の風車の50㍍より一回り大きく、風車全体の高さも現在の75㍍から100㍍になる。
総費用は約200億円を見込んでいる。

候補地の一部は国定公園のため、2008年度から2年かけて環境影響評価を行い、2010年度にも着工。
2015年度までの完成を目指す。

発電能力は、現在の最大1万5,000㌔㍗から9万5,000㌔㍗に。
三重県松阪市(約6万4,000世帯)や愛知県安城市(約6万5,000世帯)に匹敵する約6万6,000世帯の電力量を賄える。
二酸化炭素(CO2)の排出量に換算すると年9万㌧削減でき、「自然に優しいエネルギーで環境面でも貢献したい」としている。

現在、国内最大の風力発電施設は33基の風車がある郡山布引高原風力発電所(福島県郡山市)。

中日新聞より

投稿者 trim : 2008年03月28日 14:49