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2008年02月19日
【宮古島市】つくれ緑の島 が来月「エコ宣言」
宮古島市は、循環型社会や環境に配慮した産業や観光の創出などを目指す「エコアイランド宮古島」と題する環境宣言を3月に実施する。
市によれば、新エネルギー推進、観光、教育など行政を横断的にした施策を打ち出した宣言は沖縄県内市町村では初めて。
さらに市は政府が支援する「環境モデル都市」に立候補する方針で、環境に配慮した島づくりへ本腰を入れる構えだ。
エコアイランド宮古島推進委員会(委員長・下地学副市長)が宣言案を決定し18日、下地委員長が伊志嶺亮市長に答申した。
庁議を経て3月に正式発表する。
宣言は地下水やさんご礁の保全などを明記した。
市は環境関連の施策を担当するエコタウン推進室など7課で宣言を反映した事業を展開する。
生物資源バイオマスなどを活用する循環型社会に向けた事業では家庭の生ごみや家畜糞尿(ふんにょう)、農産廃棄物を堆肥(たいひ)化し農業に活用、地下水保全や循環型農業を進める。
本年度に実施した市内の食堂や家庭から出るてんぷら油でつくり、温室効果ガスが抑制されるバイオディーゼル燃料を使ったマイクロバスの実験事業も継続する。
2008年度は、2009年度に実施する実証実験や実用化への可能性を検討する。
このほか、市指定の地域で1日の消灯時間を決めて電気を節約し、温室効果ガスの削減効果を試算する実証実験も検討中。
バイオエタノール製造施設の案内の充実、体験型観光などを通した観光客への意識付けも推進する。
宣言を記念し6月29日、同市平良のマティダ市民劇場で国連大学(東京都)と協力し「国連大学ゼロエミッションフォーラム・イン・宮古島2008」を開催する。
また、温室効果ガスの大幅削減など高い目標を掲げる都市を政府の地域活性化統合本部(本部長・福田康夫首相)が国内で10カ所選び、予算面などを支援する「環境モデル都市」に立候補する予定。
同都市は4月に募集し6月に決定される。
選定されれば、国の財政支援を環境施策に活用する。
琉球新報より
投稿者 trim : 2008年02月19日 10:24