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2008年02月20日
FRP船 リサイクルへ(拓南商事)
ガラス繊維強化プラスチック(FRP)製の船舶を解体し、セメントの原材料にする「FRP船リサイクルシステム」の解体作業が19日、うるま市州崎の拓南商事で行われた。
日本舟艇工業会が実施する同システムに基づく沖縄県内初の処理事例で、本年度は漁船など3隻が対象。
同会や沖縄総合事務局は「リサイクルを進め、船舶の不法投棄を減らしたい」と話している。
FRPは軽くて強度が高い反面、個人で所有する釣り船などは処理が難しく、不法投棄や放置につながっていた。
同システムは2005年に始まり、県内は2007年度から対象になった。
解体は、マルチ解体機を使って実施。
カッターで船体を切断して解体。
職員がFRPや廃プラスチック、金属類などに分別した。
FRPは山口県のセメント製造会社などに送られ、再破砕、燃焼させた後、重量の約4割に当たる燃えかすを原料にコンクリートを製造し、販売する。
県内で解体できる指定業者は、拓南商事のみ。
県内では当面、年1回解体作業を行うが、排出量が増えれば複数回行う方針。
輸送経費の負担を減らすため、「将来的には県内で完結するシステムができれば」としている。
沖縄タイムスより
投稿者 trim : 2008年02月20日 10:45