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2008年02月26日
【北海道】温室ガス削減11%目標 新年度から10年間
北海道は25日、2008年度から10年間の環境政策の指針となる「北海道環境基本計画」をまとめた。
森林による二酸化炭素吸収分を引いた温室効果ガスの差引排出量を10年間で現状の11.7%減の1,827万 ㌧に減らすほか、森林の二酸化炭素吸収量の100万㌧増など42項目の数値目標を盛り込み、実効性を重視した。
計画は3月に正式決定する。
計画は《1》温暖化防止など地球環境保全《2》循環型社会の形成《3》自然との共生《4》公害防止など安全な環境確保―の4分野で構成、各分野ごとに具体的な数値目標を掲げた。
環境保全では一般廃棄物の排出量を一人一日当たり現状の14.0%減の1,050㌘に減らす。
循環型社会では道の認定リサイクル製品数を87製品から220製品以上とすることを目指す。
自然との共生ではタンチョウの生息数を現状より29.5%多い1,305羽に増やし、アライグマの防除実施計画の策定を61市町村から全市町村に広げる目標も設定した。
道は数値目標を達成するため、森林整備やリサイクル関連産業振興などの事業を展開する一方、道民や企業に対し環境負荷の少ない活動や省エネの推進を呼びかける。
計画は、経済活性化と環境保全の両立を目指す「環境と経済の良好な関係」を長期目標に加え、環境負担を最小限にする技術やサービスを持つ企業への支援の仕組みづくりなども盛り込んだ。
北海道新聞より
投稿者 trim : 2008年02月26日 09:57