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2007年12月26日

フェロシルト不法投棄 元副工場長に二審も実刑判決

化学メーカー、石原産業による土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不法投棄事件で、廃棄物処理法違反の罪に問われ、一審で懲役2年の実刑判決を受けた元同社四日市工場副工場長、佐藤驍被告(70)の控訴審の判決公判が26日、名古屋高裁であった。

田中亮一裁判長は、佐藤被告が「一連の不法投棄の中心的役割」を担ったとして一審判決を支持、同被告の控訴を棄却した。
弁護側は上告しない方針。

判決理由で、田中裁判長は、一審判決と同様に佐藤被告がフェロシルトの商品化を発案し、有害物質が検出された後も不法投棄を続けたと指摘。
不法投棄は会社ぐるみとした弁護側の主張を「産廃の処分費用を削減するという会社の方針に沿ったものであるとはいえ、被告が自己の判断で主体的、積極的に行ったのは明らか」と退けた。

日本経済新聞(夕刊)より

投稿者 trim : 2007年12月26日 17:58