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2007年12月05日

バイオ燃料 関税ゼロに

政府はバイオ燃料にかかる関税を現行の3.1%からゼロにする方針だ。

対象にするのは植物でつくるバイオエタノールと石油製品を合成した「ETBE」と呼ばれるバイオ燃料。

石油元売り各社が輸入し、既にガソリンに混ぜた形で市販している。
バイオ燃料は原料の植物が生育中に二酸化炭素(CO2)を吸収、CO2排出量がゼロと計算されるため、関税を下げて流通を促すことで温暖化対策につなげる。

財務省の審議会が月内にまとめる答申に盛り込み、来年の通常国会で関税暫定措置法を改正する方針。
無税は一年間の暫定措置とする。

ETBEとガソリンを混ぜたバイオガソリンは、通常のガソリンより製造コストが1㍑当たり3円程度高いが、国の補助金と企業の負担で、販売価格を同程度に抑えている。
企業負担はコストの半分程度で、関税をゼロにした場合、販売価格がかわらなけば、0.2円程度が企業の負担軽減につながる見通しだ。

ETBEは首都圏ではガソリンと混ぜてガソリンスタンドで販売しており、レギュラーガソリンを使う自家用車ならそのまま使える。
政府は京都議定書のCO2削減の目標達成に向け、バイオ燃料が温暖化対策になるとして政府は2010年度に50万㌔㍑を導入する目標を掲げている。

日本経済新聞より

投稿者 trim : 2007年12月05日 11:48