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2007年12月03日

専用箱で空き瓶回収(宮城県酒造組合)

宮城県酒造組合は2008年度、飲食店に納める清酒の小型の空き瓶を回収する事業を促進する。
専用の回収箱を8,000個作り、県内の酒造会社に配って空き瓶の回収を進め、再使用を促す。

箱はプラスチック製で縦約47㌢、横約40㌢、高さ約23㌢。
300㍉㍑の小瓶が30本入る。
小瓶は県内では年間約40万本が出回っており、初年度はこのうち17万5,000本を回収し、16万本を再使用する計画だ。

回収は、酒販売店が飲食店に酒を配達するついでに行う。
箱の在庫管理は組合と東北瓶商連合会県支部(仙台市)が担当する。

小瓶は再使用が可能で、2002年から出回っている。
しかし、空き瓶の回収ルートが確立しておらず、酒販売店は一般の瓶と一緒に粉砕して廃棄物業者に引き渡したりするなど、再使用の利点を生かせないでいた。

回収事業は、県から約360万円の助成金を受けて実施する。
仙台市の酒販売店経営者は「専用の回収箱が導入されて助かる。回収費が抑えられ、環境にも優しい」と語る。
組合は「専用箱を用いた回収事業は全国でも珍しい。事業を促進させ、宮城方式としてアピールしたい」と話している。

河北新報より

投稿者 trim : 2007年12月03日 17:23