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2007年11月27日
アイドリングストップ車 本格導入(日本通運)
日本通運は駐停車時にエンジンを自動停止するアイドリングストップ機能がついたトラックを本格導入する。
2007年度に新規購入する低公害車の約20%をアイドリングストップ車とし、2006年度の同約5%から約15ポイント増やす。
コスト高となっている燃料消費の抑制と、二酸化炭素排出量削減を狙う。
2007年度は新規導入する約1,000台のうち500台を低公害車に充てる計画。
このうち、モーターとエンジンを併用して走るハイブリッド車と圧縮天然ガス(CNG)車の合計約100台を対象に、アイドリングストップ機能を標準装備したトラックを優先的に導入する。
2006年度は新規導入した947台のうち542台が低公害車だが、アイドリングストップ機能を装備した車両はハイブリッド車29台にとどまっていた。
2006年後半からいすゞ自動車などがCNG車やハイブリッド車でアイドリングストップ機能を標準で搭載した新型車の販売を開始。
これを受けて日通は2007年度からCNG車でも同機能を搭載した車両を導入する。
運輸部門の二酸化炭素排出量は日本全体の約2割を占め、2006年度は1990年比17%増と全体の伸びを上回るなど、温暖化防止に向けた課題となっている。
このため物流各社は二酸化炭素削減策を強化。
ヤマト運輸は運転席と荷室を行き来できる主力の「ウォークスルー型」でトヨタ自動車と共同開発したハイブリッド車を導入。
佐川急便は今秋からバイオ燃料を一部使用するなど、多様な取り組みを進めている。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2007年11月27日 10:23