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2007年11月06日

【和歌山県みなべ町】みなべ三里峰100年の森づくり事業

和歌山県みなべ町東神野川の三里峰で町が進めているみなべ100年の森づくり事業について、地元住民でつくる「みなべ100年の森づくりの会」は5日、同町広野の高城公民館で、森林の再生方法を学ぶ勉強会を開いた。

和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授(50)を迎え、自然の森林を取り戻すために必要な条件を学んだ。

養父教授は、生物群集が生息できる場所「ビオトープ」のほか自然環境の保全や修復技術に造詣が深く、全国各地で助言している。
勉強会には森づくりの会員のほか、みなべ川森林組合職員、町や県の関係者ら計22人が参加。養父教授は大学の授業で実際に使用している資料を示しながら、人工林ではない自然の森林をつくるために必要な条件について説明した。

勉強会の後、参加者はみなべ100年の森に行った。
養父教授の解説を聞きながら、住宅街ではめったに見ることができなくなった昆虫や植物を観察した。

広報で聞いて参加したという、同町清川で炭焼きをしている中井さよ子さん(57)は「仕事の関係もありウバメガシの植樹や下草刈りにも参加した。虫や鳥も好きで、どうやって自然を残していけるかを考えたい」。
同会の下村勤会長(64)は「(養父教授に)教えてもらったことに沿って、活動の方向性を考えていく必要があると感じた」と話した。

紀伊新報より

投稿者 trim : 2007年11月06日 16:10