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2007年10月22日
環境投資を金融支援商品で(みずほ銀行)
みずほ銀行は、中小企業の環境関連投資を金融面から支援するための商品と環境配慮経営をサポートするためのシステムを構築した。
金融支援の商品は、環境良化に直結する設備投資を行う法人や個人事業者が対象で、通常より最大1.625%優遇される。
環境経営のサポートは、中小企業が同銀行と取り引きのある環境関連メーカーや環境サービス事業者によるコンソーシアムを組成して、環境改善に関心のある企業に対して、最適な環境事業者の紹介を実現する。
金融支援商品「みずほエコアシスト」は、今年9月からスタートした。
大気汚染・水質汚染防止設備や新エネルギー発電設備、屋上緑化事業、産業廃棄物処理装置などに投資ができる形を作る。
借入ニーズの場合、環境ISOやEA21といった環境マネジメントシステムの外部認証取得は不要だ。
一定限度の金利優遇で、取り引き企業への貢献を行う狙い。
環境経営のサポートについては、日本国内でも大手企業が先行して環境への取り組みを実施しているが、全般的に中小企業は、コスト負担が足かせとなり、取り組みが進まない傾向がある。
同社の約10万件の中小企業ネットワークの中から環境改善に関心の高い企業の紹介を促進し、日本政府が実現を急ぐ、日本版CDM(排出権取引)の中小企業の参入に貢献できることを視野に入れた。
循環経済新聞より
投稿者 trim : 2007年10月22日 11:55