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2007年10月09日
地球温暖化、東大で小学生に特別授業
地球温暖化に関する国連の最新報告の内容を、大手進学塾の名物講師が小学4、5年生約230人にかみ砕いて教える特別授業が8日、東京大安田講堂(東京都文京区)で行われた。
温暖化の影響を被る子供たちこそ正確な地球の将来像を知る必要があると環境省が主催した。
授業はDVDに収めて全国の小学校などに配布する予定だ。
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が今年公表した第4次報告書は、人間活動により、温暖化は疑いなく起きていることを明らかにした。
授業はその内容に沿い、▽温暖化ってどうなってるの▽温暖化になるとどうなるの▽止めるにはどうしたらいいの--の3テーマで日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーの3講師が40分ずつ教えた。
東大キャンパスのイチョウの葉を見せて、温暖化が四季の変化に影響していることから説き起こしたり、南太平洋の島国ツバルなどで自ら撮影したビデオを紹介し、「温暖化による海水面上昇に備えて移住計画が進んでいる」と語るなど、三者三様の工夫を凝らした。
また、「このアスパラガス1本を海外から空輸すると二酸化炭素が数百㌘出るが長野産なら1㌘で済む。温室効果ガスの削減方法はいくらでもある。
一人一人の行動次第だ」などと訴えた。
参加した東京都新宿区立落合第二小5年、森岡隼也君(11)は「自分の国が沈んでいくと思えばとても悲しい。できることを工夫して僕たちの行動で地球を助けたい」と話した。
毎日新聞より
投稿者 trim : 2007年10月09日 14:06