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2007年10月05日

【環境省】バイオ燃料ガソリンE3大阪府で供給

環境省は4日、バイオエタノールを3%混ぜたガソリン「E3」の供給を、大阪府内の2カ所のスタンドで9日に始めると発表した。

バイオ燃料の普及に向け、官民共同で取り組む。
販売価格は通常のガソリンと同等程度になる。
環境省の委託を受けて大阪府が5年間にわたって実施するエコ燃料実用化の実証事業。

シマダ(堺市)の一号線給油所と村川商会(大東市)で販売する。
順次給油所を増やしていく計画で、近く泉大津市に設ける予定だ。
ただE3を利用できるのは、事前に府へ登録した車両に限られる。

E3は、体制建設などが出資するバイオエタノール・ジャパン・関西(大阪市)の堺市ににあるプラントで建築廃材を使って生産したエタノールを中国精油(岡山市)がガソリンに混合する。
同方式は米国やブラジルなどで普及。
バイオエタノールの利用量を増やしやすい直接混合方式を広げ、二酸化炭素削減につなげたい環境省が事業を主導している。

バイオ燃料をめぐっては、石油元売り各社がエタノールに石油製品を合成した「ETBE」をガソリンに混ぜた「バイオガソリン」を4月27日から首都圏50カ所のスタンドで一般向けに発売している。
同事業は経済産業省が支援している。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年10月05日 11:41