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2007年09月14日
「鉄道博物館」の屋上緑化(ジェイアール東日本コンンサルタンツ)
東日本旅客鉄道(JR東日本)グループは10月開業の鉄道博物館(さいたま市)に屋上緑化を施した。
屋根一面を覆い尽くす大掛かりなもので、面積は約2,200平方㍍。
ヒートアイランド減少の軽減や判断によるビルの省エネ効果を期待したもので、JR東日本グループが手掛ける案件としては過去最大という。
環境と景観に配慮する企業姿勢をアピールする狙いもある。
JR東日本の全額出資子会社、ジェイアール東日本コンサルタンツが企画した。
防湿加工をしたシートと板の上に、やしの殻を敷き詰めた厚さ50㍉の土台を設定。
ゴルフ場のグリーンなどに採用されている高麗芝を根付かせ、屋根一面に並べた。
成功費用は4,100万円。
屋根には微妙なこう配がついており,事故防止の観点から緑化スペースは立ち入り禁止とする。
ただ、展望デッキも設置するため、来場客は一面に広がる“グリーンカーペーット”を目で楽しむことができる。
JR東日本グループは2004年から屋上の緑化に取り組んでいる。
商業施設「ルミネ新宿店」など10件以上の導入実績があるが、これまでの大半は200~500平方㍍ほどの小規模なものにとどまっていた。
国土交通省によると、ビルやマンションの緑化により、2006年は約29.1㌶の「緑」が誕生した。
そのうち25.5㌶は屋上緑化によるものという。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2007年09月14日 14:41