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2007年08月25日

ソーラー和船で水郷めぐり(シガMEC)

観光と結び付いた環境ビジネスを展開しようと、滋賀県栗東市の情報通信関連設備会社がこのほど、太陽光をエネルギーにした観光船の運航管理会社「近江そーらー和船」を設立した。

9月から近江八幡市内の水郷めぐりで本格的に運航させる計画で、関係者は「地域に根付いた環境ビジネスのモデルケースにしたい」と意気込んでいる。

設立したのは栗東市高野の「シガMEC」。
同社の丸毛進社長(55)が代表取締役になり、屋形部分に太陽光パネルを取り付けた観光和船(12人乗り)4隻を管理する。
近江八幡市で水郷めぐりを行う同市円山町の和船運航会社「島真珠」に貸し出し、初年度は年間1,500万円程度の売り上げを見込んでいる。

ソーラー和船は電気でモーターを回すため、エンジン船に比べて静かに観光できるメリットがある。
シガMECなど滋賀県内の中小企業でつくる「協同組合HIP滋賀」が昨年11月から一隻を近江八幡の水郷めぐりに貸し出し運航していた。

シガMECはビジネスとして展開するため、近江そーらー和船を設立して事業を引き継いだ。
資本金は現在100万円で、今後、県内の企業に出資を呼び掛けて増資する。
将来はソーラー和船の数を増やし、他の観光地にも貸し出して経営の安定を図る方針。

丸毛社長は「中小企業が生き残るためには地域に密着したインパクトある事業が必要。静かで環境に優しい和船は観光客への付加価値になるはず」と話している。

京都新聞より

投稿者 trim : 2007年08月25日 15:49