« 環境の自由研究にアドバイス(京エコロジーセンター) | メイン | 「ピングー」全国行脚(ネオスペース) »

2007年07月22日

球場エコ全国へ発信(フルキャストスタジアム宮城)

21日にフルキャストスタジアム宮城(仙台市宮城野区)であったプロ野球オールスターゲーム第2戦で、東北楽天ゴールデンイーグルスが主催試合で取り組む「エコプロジェクト」が実践された。

各地の野球ファンに、ごみ分別による環境に配慮したスポーツ観戦の普及を呼び掛けた。
エコプロジェクトは、球場内5カ所にエコステーションを設置し、ボランティアが観客に助言してごみの分別を進める取り組み。
球宴では、公式戦の倍近い約90人のボランティアが参加した。

他球団のファンの多くは、ビニール袋に入ったごみを割りばしやプラスチックなどに分け、きちんと回収容器に入れていたが、中には袋ごとボランティアに預ける姿も。

阪神ファンという大阪市の会社員阿部幸二さん(38)は「甲子園のスタンドは試合後、ごみがそのままで汚い。一人一人が考えなければいけないと感じた」と話した。

球場正面にはエコプロジェクトを紹介する展示ブースを設け、ごみ減量作戦をアピール。
活動を支援する財団法人「みやぎ・環境とくらし・ネットワーク」の小林幸司事務局統括は「球宴をきっかけに、使い捨ての意識が変わってくれれば」と期待していた。

21日にプロ野球オールスターゲームがあったフルスタ宮城では、球宴ならではの多彩なイベントが繰り広げられ、お祭り気分に包まれた。
球場正面の舞台には阪神の「トラッキー」をはじめ、各球団のマスコットが登場。
東北楽天の非公認マスコット「Mr.カラスコ」との軽妙なやりとりが、大勢の観客を楽しませた。

大手スポーツ用品メーカーは、東北楽天の山崎武司内野手らのバットや田中将大投手のグラブの製造工程を実演。
バットを選手の好みに合わせて慎重に削ったりする職人技に、観客は感心していた。
太白区の会社員加藤誠一さん(35)は「普段の試合と違う雰囲気に触れ、バット作りの様子も見られて良かった」と喜んでいた。

河北新報より

投稿者 trim : 2007年07月22日 16:56